青森県津軽半島の最西に位置する十三湖は、世界遺産白神山地のブナの原生林を源流とする岩木川から流れる真水と、日本海から流入する海水が混ざりあう汽水湖で、しじみが育つのに最適な環境です。ここで獲れたヤマトしじみは、身がプリプリと大きく旨みが強いことから、市場でも稀少品です。
ぎばさは、古くから秋田地方の漁師町で食べられている、日本海で採れる海藻のなかで最も粘りの強い天然の海藻です。特に5月中旬から6月にかけてのぎばさは、品質が良いとされています。この商品は旬の時期のぎばさのうち、特に葉についている粘りの強い実の部分を摘みとって急速冷凍し、そのつど釜茹でしたものです。
稲庭うどんは、つるりとした喉ごしとコシの強さが身上の秋田を代表する麺です。なかでも、絹女うどんと名づけられたこの稲庭うどんは、300年以上前から伝わる製法をそのままに、約4日間をかけて完成させた逸品。熟練の職人達が、早朝から数回に渡って丁寧に手ごねを加え、生地に強いコシを与えながらじっくりと時間をかけて手延べを加えて熟成させます。独特のコシと格別の喉ごしをお楽しみください。
岩手県久慈の豊かな自然の中で育った良質な黒豆を使用。炊き上げた黒豆を蜂蜜に浸すこと一昼夜、黒豆に甘みがじっくりしみ込んで、黒豆の素朴な風味とアカシヤの花から採った蜂蜜がまろやかにハーモニーを奏でます。ゼリーには黒豆の煮汁や漬け込んだ蜂蜜を寒天でほど良く固め、黒豆の美味しさを凝縮しました。
創業元禄元年、伊達家仙台藩の御用酒蔵だった勝山が、酒造好適米「蔵の華」を贅沢に40%まで磨き込み、丁寧に仕込んだ純米大吟醸酒が「斗瓶囲い」です。このお酒の特徴は、酒造りの過程で袋吊りを行うこと。発酵したもろみから清酒を搾る場合、通常は槽(ふね)と呼ばれる圧搾機を使いますが、このお酒はもろみを入れた袋を吊り下げて、重力を利用した自然の力で搾ります。こうすることで、酒に含まれる雑味が減り、まろやかな味の清酒に仕上がるのです。
創業元禄元年、伊達家仙台藩の御用酒蔵だった「勝山」に代々受け継がれる製法で作られたたまご酒です。材料は勝山で仕込んだ本醸造の清酒と卵と砂糖のみ。これらを混ぜ合わせながら、ゆっくりと熱を加えて仕上げます。人肌に温めると上質な清酒の香りと砂糖のほのかな甘みが広がり、ほっとした気持ちにしてくれます。また冷して食前酒としてもおすすめです。
清澄な水と緑溢れる福島県の熱塩加納村は、20年ほど前から村ぐるみで無農薬、減農薬農法に取り組んでいます。庄司昭男さんが無農薬で育てたコシヒカリは、審査員特別優秀賞を受賞しました。